名脇役“おちょやん”浪花千栄子の演技が光る日本映画10選
2020年度後期の朝ドラ「おちょやん」のモデルとなった女優・浪花千栄子。「大阪のお母さん」とも言われていますが、映画ファンからすると日本映画黄金期の名脇役として、溝口、小津、黒澤など名監督の映画に出演している印象が強くあります。 そこで、朝ドラで注目されている浪花千栄子が出演する名画10本を紹介します。 浪花千栄子と映画 浪花千栄子は1926年に香住千栄子の名で『花川戸助六』で銀幕デビュー。192 […]
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2020年度後期の朝ドラ「おちょやん」のモデルとなった女優・浪花千栄子。「大阪のお母さん」とも言われていますが、映画ファンからすると日本映画黄金期の名脇役として、溝口、小津、黒澤など名監督の映画に出演している印象が強くあります。 そこで、朝ドラで注目されている浪花千栄子が出演する名画10本を紹介します。 浪花千栄子と映画 浪花千栄子は1926年に香住千栄子の名で『花川戸助六』で銀幕デビュー。192 […]
第二次大戦中、グラマ島という無人島に船が着いた。しかし、船は2人の“宮様”を含む3人の軍人を残して沈んでしまった。そしてその島に残ったのはその3人の軍人と報道部隊の2人の女性隊員、5人の慰安婦、1人の戦争未亡人、そして1人の原住民だけだった。 日活を離れた川島雄三の後期のコメディ。かなり破天荒な映画の作りで、いい仕上がりのB級映画という趣き。 1959年,日本,106分監督:川島雄三原作:飯島匡脚 […]
映画『悪名』の概要 松島の遊郭で暴れていた土地のやくざ吉岡組の貞を、その遊郭の琴糸のところに遊びに来ていた朝吉がぶちのめした。そのことで組の親分吉岡に認められた朝吉は吉岡組の客となるが、琴糸の足抜きをしようとして失敗してしまう… 当時のベストセラーを大映の職人監督田中徳三が映画化。カメラは宮川一夫、勝新と玉緒の共演など、見どころもいろいろ。 1961年,日本,94分監督:田中徳三原作:今東光脚本: […]
映画『華岡青洲の妻』の概要 田舎の武家の娘である加恵(若尾文子)は近くの田舎医者・華岡直道の評判の妻であるお継(高峰秀子)に憧れを抱いていた。華岡家の息子・青州に妻にと請われた加恵は父の反対を押し切って華岡家に嫁いだ。最初は仲睦まじくやっていた加恵とお継だったが、留守にしていた夫の雲平(青洲)が帰ってくると、徐々に関係に変化が現れてくる… 江戸時代の実在の医者華岡青洲を描いた有吉佐和子のベストセラ […]
映画『彼岸花』の概要 友人の娘の結婚式に出席した平山は自分の娘もそろそろ嫁にやる時期だと考え、娘の縁談を進めようとし、娘の節子も特にいやな顔をしなかった。そんな時、京都から佐々木親子が訪ねてくる。その娘幸子も年頃で母親はいい縁談を探しているが、娘はあまり乗り気ではない。そこで節子と幸子は同盟を結んでお互い困ったときには助け合おうと話し合う… 父と娘の関係を描いた小津後期の作品のひとつ。小津はこの作 […]
映画『夫婦善哉』の概要 化粧問屋の若旦那柳吉は売れっ子芸者の蝶子に入れあげ、父親に勘当されてしまう。柳吉は蝶子とふたり駆け落ちすることにし、柳吉に惚れ込んでいた蝶子もそれを受け入れて二人で暮らし始めた。しかしもともとがボンボンの柳吉は働きもせず、蝶子は再び芸者として働き始める。家にいつかは帰れると思っていた柳吉だったが、妹の筆子が婿養子を迎えることを知って絶望してしまう… 織田作之助の名作『夫婦善 […]
映画『二十四の瞳』の概要 昭和初期、瀬戸内海は小豆島の小さな村、子供たちは本校に通うまでの3年間を岬の分教場で過ごす。その分教場に新しい先生がやってきた。その大石先生は洋服で自転車に乗って分教場にやってくるハイカラな先生だった。もう一人の先生や父兄たちはそんな先生をなかなか受け入れようとしないが、とうの大石先生は子供たちに明るく接し、子供たちも先生を受け入れていったが… 映画化の2年前に書かれた壺 […]