『プラダを着た悪魔』が見られるVODと次に見るべき映画

メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ主演、同名のベストセラー・小説の映画化、軽快なテンポと魅力的な登場人物で見せる文字通り“ファッショナブル”なコメディ。 純粋にコメディとして楽しめる作品でありながら、ファッションとジャーナリズムを通じて人々の欲望と社会との関係を問う映画にもなっています。 記事はこちら。 『プラダを着た悪魔』が見られるVOD 映画『プラダを着た悪魔』が見られるVODは次のとおりで […]

群像劇の元祖『グランド・ホテル』の“映画が匂い立つ瞬間”に映画の本質を見る

映画『グランド・ホテル』の概要 ベルリン随一のホテル“グランド・ホテル”には、様々な人が滞在している。余命いくばくもないと診断されたクリングラインは全財産をはたいて贅沢をしようとやってくる。彼に親切にする男爵はロシア人のプリマドンナ、マダム・グルシンスカヤを追いかけつつ、仕事にやってきた速記者にも声をかける伊達男だ。 後に、特定の場所に集まった様々な人々の人間模様を描く手法を“グランド・ホテル形式 […]

【2020年版】Amazonプライムビデオの見放題で見られる日本映画の古典・名作10選

動画配信サービス(VOD)では最近の映画やドラマ、バラエティなどを見ることが多いかと思いますが、その魅力は新しい作品だけではありません。普通なら出会わないような古い映画に出会えるのも大きな魅力なのです。 とはいえ、いまどき古い映画に興味を持つ人などあまりいません。でも、私は声を大にして言いたい!古典映画には最新映画に勝るとも劣らない面白さがあると。 それに、 こんなことを書くと説教臭いといわれそう […]

岡本喜八監督『殺人狂時代』の奇妙な映像とアクション映画としての面白さと「狂気と戦争」

映画『殺人狂時代』の概要 精神病院を営む溝呂木は大日本人口調節審議会なるものを秘密裏に設立し、ナチスの残党とともに人口調整のために無駄な人間を殺すことを計画していた。犯罪心理学者の桔梗信治のところにも間淵という殺し屋が差し向けられるが、間淵は桔梗の亡き母のブロンズ像にぶつかってあえなく死んでしまう。しかし、その後、桔梗に次々と殺し屋が差し向けられる… 都筑道夫の「飢えた遺産」を岡本喜八が監督したア […]

『東京オリンピック』競技者の生々しさと束の間の平和の眩しさ

映画『東京オリンピック』の概要 1964年、東京で開かれた第18回オリンピック。日本がこれまでに経験したことのない規模で行われたスポーツイベントを巨匠・市川崑が記録し、映画化した作品。聖歌がギリシャで点火されるところから、開会式、各競技、閉会式まで、時に全体を俯瞰し、時にひとりの人間を追い、余すところなく伝えた3時間近い力作。 公開されたのは、オリンピックが開催された翌年だったが、人々の記憶に新し […]

今村昌平が『にっぽん昆虫記』で描く「方言」「神」「売春」そして「女」

映画『にっぽん昆虫記』の概要 母親の松木えんが婿をもらって2ヶ月目に生まれた娘とめ、少し抜けた夫を尻目に母親は乱れた生活を続けるが、とめはそこで育って行った。とめは戦争中女工となったが、地主の家に嫁にやられ娘信子を生んで帰って来る。戦後は工場に戻るが、組合活動に参加したことで会社をクビになり単身上京、メイドとして働くが… 今村昌平が実際に売春斡旋業をしていた女性にその半生を聞き、それをもとにシナリ […]

『キューポラのある街』は高度成長期の日本が若者に託した希望そのもの

映画『キューポラのある街』の概要 キューポラと呼ばれる煙突が立ち並ぶ鋳物の町・川口、そこに住むジュンの父は熟練工だが、工場が買収されたことでクビになり、徐々に自暴自棄に陥っていく。ジュンはそんな父を見ながら、自分の力で高校へ行こうとパチンコ屋でアルバイトを始めるが、弟のタカユキがチンピラに屑鉄盗みに引っ張られていったりと苦難ばかりが降りかかる… 吉永小百合を主演に、高度経済成長に差し掛かる日本の姿 […]

溝口健二が国際的評価を得た『雨月物語』のアンチクライマックスと引き込まれるドラマ

黒澤、小津に次ぐ巨匠とも賞される溝口健二の代表作の一つがこの『雨月物語』。江戸時代の文学を翻案し、時代劇ながら現代的なドラマに仕上げています。ヴェネチア映画祭で銀獅子賞を得たこともあり、海外の批評家にも引き合いが出されることの多い作品です。 映画『雨月物語』の概要 戦国時代、近江の国の農村で焼き物を作っていた源十郎は戦に乗じて町で焼き物を売り小金を手にする。女房の宮木の喜ぶ顔を見て調子に乗った源十 […]

小津安二郎『東京物語』が見られるVODと次に見るべき映画

日本映画の巨匠といえばまっさきに名前が上がる二人が黒澤明と小津安二郎。その小津安二郎の代表作といえば『東京物語』。私も大好きな映画の一つです。 黒澤明は時代劇やサスペンスを得意として派手な印象なのに対して、小津安二郎はホームドラマが得意で地味な印象。でも、その時代をリアルに描いているのは小津安二郎なのかもしれません。 小津の代表作『東京物語』も戦後日本をリアルに描いた作品。今見てもそこには学びがあ […]

『幕末太陽傳』でぶつかる川島雄三とフランキー堺と石原裕次郎の魅力

日本映画史に個性派として名前を残す川島雄三。独特の色彩感覚と軽妙な語り口でファンが多い監督のひとりです。その川島雄三の代表作の一つが『幕末太陽傳』。当時人気のフランキー堺を主演に、のちのスターとなる石原裕次郎や芦川いづみも出演しています。 映画『幕末太陽傳』の概要 1957年,日本,110分監督:川島雄三脚本:田中啓一、川島雄三、今村昌平撮影:高村倉太郎音楽:黛敏郎出演:フランキー堺、左幸子、南田 […]

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