今村昌平

今村昌平が『にっぽん昆虫記』で描く「方言」「神」「売春」そして「女」

映画『にっぽん昆虫記』の概要 母親の松木えんが婿をもらって2ヶ月目に生まれた娘とめ、少し抜けた夫を尻目に母親は乱れた生活を続けるが、とめはそこで育って行った。とめは戦争中女工となったが、地主の家に嫁にやられ娘信子を生んで帰って来る。戦後は工場に戻るが、組合活動に参加したことで会社をクビになり単身上京、メイドとして働くが… 今村昌平が実際に売春斡旋業をしていた女性にその半生を聞き、それをもとにシナリ […]