映画ファンは一度スカパー!の日本映画専門チャンネルを試したほうがいい

映画ファンは一度スカパー!の日本映画専門チャンネルを試したほうがいい

日本映画の人気が高まる昨今、映画ファンが見るべき作品が集まっているのがスカパー!などで見られる「日本映画専門チャンネル」です。ドキュメンタリー映画ファンや古い日本映画好きはもちろん、新しい映画との出会いを求める方にもおすすめなのです。

一昔前は、外国映画のほうが日本映画より人気がありましたが、最近は日本映画の人気が定着、興行収入も日本映画が上回る状況が続いています。それを支えているのはアニメや漫画原作のドラマと言われていますが、それでも日本映画が多くの人に受け入れられていることは事実です。

そして、その中から是枝裕和監督作品をはじめとして、世界でも評価される作品が次々と生まれてきています。日本映画は実力もついてきたのです。しかし、実は日本映画の力はずっと海外でも評価されてきました。国内で映画人気が低迷下敷きでも日本の映画は評価されていたのです。

そして、国内では人気が出ないけれど国際的には評価が高い作品というのは今でもたくさんあります。映画ファンならそういう作品もぜひ見て欲しいし、見れば絶対楽しめるはず。そして、そんな作品が「見つかる」のが日本映画専門チャンネルなのです。

スカパー!の日本映画専門チャンネルの利用方法は?料金は?

日本映画専門チャンネルを見る方法は?

日本映画専門チャンネルを見るにはスカパー!で契約するか、ケーブルテレビまたはひかりTV、auひかりを契約している必要があります。

一番手軽に契約できるのはスカパー!です。他のケーブルテレビ、ひかりTV、auひかりの場合、専用のチューナー/セットアップボックスが必要となるので、長期契約が基本ですが、スカパー!は2ヶ月から契約することができます。

サービス価格(月額)必要なもの
スカパー!1,199円BS対応テレビとアンテナ
ケーブルテレビ3,500円~6,000円程度ケーブルテレビ回線
ひかりTV1,500円~光回線+専用チューナー
auひかり1,980円auひかり+専用チューナー

スカパー!の日本映画専門チャンネルの料金、契約方法

スカパー!で日本映画専門チャンネルを見る場合は、スカパー!の契約をし、日本映画専門チャンネルかチャンネルが含まれたパックを契約する必要があります。

スカパー!の仕組みは、基本料金(月額429円)に加えて各チャンネルの料金を支払う仕組み。日本映画専門チャンネルは770円なので、月額料金は1,199円です。契約月は基本料金、チャンネル料金とも無料になります。

契約方法は簡単で、WEBから申し込むだけ、特別に必要なのはテレビにささっているB-CASカード番号だけです。それで1ヶ月無料で見ることができますが、注意したいのは契約月の解約はできないので最低2ヶ月は契約する必要があること、2ヶ月でやめれば1,199円で2ヶ月見られます。

初めてならおすすめは「スカパー!基本パック」

初めてスカパー!に契約する場合は、1チャンネルではなく「スカパー!基本プラン」の契約をおすすめします。

スカパー!には複数のチャンネルが見られるパックもあり、全50チャンネルが見られるスカパー!基本プラン(3,960円)のほか、10チャンネル(2,860円)、5チャンネル(1,980円)を選んで見られるパックがあります。見たいチャンネル数に合わせて選べる形ですね。

ただ、初回視聴料(申し込み月の翌月のパック料金)はどれを選んでも1,980円になるので、一番チャンネルの多い基本パックを申し込むのがおすすめです。日本映画専門チャンネル1チャンネルの料金と比べても、プラス1,210円で50チャンネル見られるので、2ヶ月試してみてやめるなりチャンネルを絞るなり判断することができます。

契約の変更はネットで簡単にできますので、まず基本パックを契約してみるのがおすすめです。

日本映画チャンネルでおすすめの番組

まず料金と契約方法をお知らせしましたが、気になるのは内容ですよね。月の作品数は100本以上という日本映画専門チャンネルでどんな番組が見られるのかお伝えしたいと思います。

ほかでは見られないドキュメンタリー映画が見られる

個人的に一番のおすすめポイントはここ!東海テレビ放送の劇場版ドキュメンタリー作品が見られるところです。私はこのためにスカパー!に契約しました(その顛末については別サイトで書いています)。

ローカル局の東海テレビは自前でドキュメンタリーを製作し、それを劇場版として全国で公開していて、その作品がすごく面白いのですが、DVD化はせず、地上波でもほとんど放送されないので、見られるのは映画館の特集上映か、この日本映画専門チャンネルだけなのです。

日本映画専門チャンネルで放送されるのは時期が限られているので、こちらを見たい方はタイミングを見計らって契約してください(2020年1月2月は特集上映をしています)。

それ以外でも2019年には「このドキュメンタリーがすごい!」という特集で、毎月さまざまなドキュメンタリー映画を放送していました。ラインナップは『日本国VS泉南石綿村』『恋とボルバキア』『湾生回家』『港町』など、ドキュメンタリーファンなら見逃せない作品がたくさんありました。

懐かしの日本映画が見られる

日本映画専門チャンネルというだけあって、古い日本映画はたくさん放送されます。月替りで特集し、「男はつらいよ」や「北の国から」などをシリーズで放送したり、特定の監督の作品を放送しています。2020年1月は岩井俊二監督と降旗康男監督でした。

さらにマニアックな特集もやっていて、2020年1月では「太平洋戦争の記憶」と「想い出の列車たち」がラインナップされていました。マニアックな角度で映画を集めることで、普通なら出会うことのなかったような映画と出会えるのもこのチャンネルの魅力です。

ほかにも1930年代までさかのぼりさまざまな作品が放送されていて、DVDにもなっていない、動画配信もされないようなものもあるので、マニアになればなるほど「こんな作品が!」という発見ができてしまうのではないでしょうか。

新作もマニアック、見逃したあの作品が

もちろん古い作品だけでなく、最近公開された作品も放送されますが、それがなかなかマニアックで、「あ!見逃してた」という作品が見つかることがあります。

例えば、2020年1月では『新宿タイガー』『blank13』『きみの鳥はうたえる』『南瓜とマヨネーズ』などが、(私が)知ってたけど見てない!作品でした。皆さんは知ってました?そして見ました?

俳優などの特集が組まれることもあり、2019年12月には浜辺美波の出演作が放送されていました。

『blank13』はAmazonプライムビデオのレンタルでも見られます

2時間ドラマが好きな方にも

映画から離れますが、毎日昼にはTVの単発のサスペンスドラマ、いわゆる「2時間ドラマ」が放送されています。火曜サスペンス劇場とかああいうやつです。その昔の作品から最近の作品まで毎日やっているので、2時間ドラマ好きの方はついつい見てしまうのではないでしょうか。

この2時間ドラマ、実は映画館から足が遠のいた映画ファンをターゲットにした番組として始まったともいわれていて、初期には映画監督が演出や脚本を手掛けた作品もあったといいます。もしかしたら、低迷期の日本映画界を影で支える存在だったのかもしれません。

新しい映画との出会いがある

いかがですか?かなりマニアックではありますが、好きな人にはたまらないラインナップではないでしょうか。映画館や動画配信サービスの場合、自分で作品を探してみるので、好きなジャンルを深堀りすることはできますが、意外な出会いというのはなかなかないもの。それに対して放送で決まった番組が流れてくると、思いもよらなかったような作品に出会うことができます。

日本映画専門チャンネルは、ドキュメンタリー映画や古い日本映画ファンはもちろん、映画との新しい出会いを求めている方にもおすすめできるチャンネルです。